新しい就活や雇用のかたちについて、支援機関と企業とが一緒に考えるセミナー「新しい雇用のかたち~お互いを尊重し合える若者と企業の出会い~」が11月18日、名古屋市中区のイーブルなごやにて開催されました。リンクサポートも、主催者である公益社団法人名古屋中法人会青年部会さんと一緒に数カ月間準備してきたセミナーです。
当日は、リンクサポートもお手伝いして就労した20代の若者も登壇。80人余りの来場者を前に、Hさんが緊張しながらもマイクを握りました。
保育関係の仕事に関心がありつつも、不安な時に吐き気が出てしまう症状があり、働くことに自信が持てなかったHさん。自身で就いたアルバイトでは、吐き気がでないようにと仕事中に昼食を抜いていたものの、周囲から理解してもらえず「変に見られた」と振り返りました。

リンクサポートでの仕事探しでは、不安や吐き気のことを最初から職場に伝えるようにし、今は住宅設備部品の検品、梱包の仕事に。1日6時間、週3日の働き方で一年継続できており、職場からは「いてくれないと困る」という存在だそう。
「(吐き気が怖いという)マイナスに考えていた面を伝えても『気にしなくていい』と言ってもらえた。自分らしく前を向いて頑張れている」と話しました。
イベントはこのほか、就労支援機関の相談会などもあり、企業と支援機関の人で交流することができました。